トップページ > にきびの基礎知識 >  にきびの基礎知識1

にきびの基礎知識1

にきびとは?

にきびとは、毛穴の出口が硬くなり、中に皮脂がつまってできる皮膚疾患です。

にきびができる原因は、皮脂を多く分泌する脂線性毛包と呼ばれる毛穴がつまり、そこに皮脂や垢のつまった面ぽうができます。これがにきびです。面ぽうは、何ヶ月もかかって直径5mmくらいまで成長し、毛孔が開いて自然に治癒しますが、自然治癒しないときは、炎症を起こして紅斑丘疹や膿庖を起こします。これは、毛穴の常在菌であるアクネ桿菌が炎症を起こすからだといわれています。

ひどくなった「にきび痕」を完全に消すことは難く、悪化させる前に、できるだけ早く治療することが大切です。

にきびの出来やすい場所は?

にきびの出来やすい場所は、顔、胸、背中です。

にきびは、皮脂を多く分泌する脂腺性毛包という毛穴にできますが、顔、胸、背中は、この毛穴が特に多い部分です。顔のにきびは、ホルモンバランスが安定しない10代や、オイリー肌の人に多く見られます。アゴや首すじは、ヒゲが生える場所なので、男性ホルモンの影響を受けて、にきびが出やすくなります。

背中や胸も皮脂腺が多いので、にきびができやすい部分です。髪を洗った後のシャンプーやリンスの洗い残しが、毛穴をふさいでしまうこともありますから、念入りに洗い流しましょう。

アクネ菌(アクネ桿菌)とは?

アクネ菌(アクネ桿菌)とは、誰の皮膚にでも存在する菌であり、空気に触れる事を嫌い、脂のある環境を好みます。皮脂を栄養にして増殖し、にきびの原因になります。

アクネ菌(アクネ桿菌)は皮脂を好みますから、白にきびや黒にきびのような、空気が無くて皮脂などの脂分が多いところはアクネ菌にとって増殖しやすい場所なのです。

アクネ菌(アクネ桿菌)が作り出す酵素は、毛穴に溜まった皮脂やアカを酸化し、脂肪酸を作ります。脂肪酸が毛穴の中で紫外線などで酸化し、黒にきびになり、さらに増殖し、炎症を起こします。

にきびが出来るまでとは?

にきびが出来るまでの過程は、まず、角質層の異常によって毛穴の入り口が狭くなります。すると、脂腺から分泌される脂性分泌物が外に出られなくなり、詰まってしまいます。やがて毛穴の角化がはじまり、毛穴に溜まった皮脂や垢を栄養にしてアクネ菌(アクネ桿菌)が増殖しはじめ、にきびになります。

<にきびの初期>

①面皰(コメド)

②黒にきび:開放面皰

③白にきび:閉鎖面皰

<重度のにきび>

④赤にきび:丘疹・膿疱

重度になると、にきび痕が残ってしまう可能性があります。

にきび跡とは?

にきび跡とは、重度のにきびが悪化して炎症が皮膚深部におよび、皮膚組織が破壊されたために、炎症の跡が陥没してクレーターやケロイドのようになったものです。

クレーターは、にきびを悪化させた結果として発生しますから、にきびの初期段階で適切な処置をして、完治させていればクレーターのような跡にはなりにくいのです。にきびを潰してしまったときや、同じ場所に繰り返しできた場合、にきびのケアを全くしないで放置してしまったようなときに、にきび跡が残るといえます。

にきび跡の肌が、自然に蘇ることは不可能です。

にきび痕とは?

にきび痕とは、重度のにきびが悪化して炎症が皮膚深部におよび、皮膚組織が破壊され、炎症の痕が陥没してクレーターやケロイドのようになったものです。

にきび痕は、にきびを悪化させた結果として発生するので、にきびの初期段階で適切な処置をして、完治させていればにきび痕にはなりにくいのです。にきびを潰してしまうことでも、皮膚組織は、損傷を受けます。

にきび痕の場合、にきびの悪化によって広がった毛穴の中の炎症が、真皮にあるコラーゲンや皮下組織を破壊した結果ですから、自然と肌が蘇ることは不可能です。

にきびのピークは思春期なの?

にきびのピークが思春期といわれるのは、思春期といわれる13歳頃から18歳頃までは、男女に関係なく、男性ホルモンの分泌が一時的に高まるからです。このため、皮脂の分泌量が必要以上に増え、にきびの原因となります。

過剰な皮脂分泌が原因で思春期にできる、にきびは、顔の中でも、Tゾーンと呼ばれる、特に皮脂分泌の多い額や鼻にできやすく、皮脂の分泌量が増える春~夏にかけてできやすいといわれています。

思春期を過ぎると、男女共にホルモンバランスが整ってくるため、にきびは自然に出なくなってきます。

青春のシンボルにきびの正体とは?

青春のシンボルにきびの正体は、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、アクネ菌(アクネ桿菌)がそれを栄養に増殖して炎症を起こしたものです。

にきびが青春のシンボルといわれる理由は、思春期といわれる13歳頃から18歳頃の時期に、男女に関係なく、男性ホルモンの分泌が一時的に高まることで皮脂の分泌量が過剰になり、にきびの原因となるからです。

毛穴の出口が硬くなり毛穴が詰まると、皮脂が毛穴の中に溜まってしまいます。溜まった皮脂を栄養にして、アクネ菌(アクネ桿菌)が増殖し、それによって、にきびができるのです。

にきびを悪化させるアクネ菌とは?

にきびを悪化させるアクネ菌とは、アクネ桿菌ともいい、学名を Propionibacterium acnesといいます。誰の皮膚にでもいる菌で、嫌気性という、酸素のある環境ではほとんど増殖できない菌の仲間に属する細菌です。

アクネ菌のような嫌気性菌は、酸素ある環境ではほとんど増殖できないか、死滅してしまいます。人間の皮膚の最も深い、酸素がほとんど無い所には、アクネ菌が住んでいるのです。アクネ菌は、皮脂腺の皮脂が大好きで、それを栄養にしています。アクネ菌の増殖が、にきびを悪化させる原因なのです。

にきびの肌質は遺伝するの?

にきびの肌質は遺伝するのかどうかについては、科学的に証明されてはいないようですが、にきびのできやすさには、遺伝的要素が関係しているといわれています。

にきびと関係が深い肌タイプの脂性肌には、遺伝性が示されていますが、遺伝というのはそれほど確定的な要因ではないと考えられます。毛穴が詰まる原因となる表皮の角化異常についても、今のところ遺伝性は明らかになっていません。

しかし、にきびになりやすいかどうかは遺伝的要因が関係するため、親、兄弟、では同じようにできやすいという意見もあります。

乾燥肌なのににきび?

乾燥肌なのに、にきびができたからといって、驚くことはありません。にきびは脂性肌の人にできやすいものですが、だからといって、乾燥肌だからできないというわけではないのです。

肌は乾燥すると、皮膚の角質層が硬くなってしまい、毛穴が開きにくい状態になります。乾燥肌にも皮脂を分泌する機能はちゃんと備わっていますから、毛穴が開きにくいために皮脂が毛穴から排出されず、毛穴の入り口が詰まってしまい、毛穴の中に皮脂が溜まって、にきびができるのです。

にきびの後遺症とは?

にきびの後遺症とは、にきびが治っても残り続けるにきび跡のことです。

にきびがすべてにきび跡を残すというわけではありません。にきびの初期段階の面ぽうといわれる白っぽいブツブツの頃か、黒にきびの段階で治してしまえば跡が残ることはほとんどありませんが、放置して悪化させると皮膚の炎症が起こり、アクネ菌(アクネ桿菌)が皮膚の深部の組織を破壊してしまうので、にきびが治っても跡だけが残ってしまいます。

にきび跡には、にきびの種類や状態によって、色素沈着型、凸型、凹型などがあります。

にきびをつぶしてしまったら?

にきびをつぶしてしまったら、跡が残らないケアをしましょう。

つぶしてしまったにきびを絶対に触ってはいけません。触ると炎症を悪化させ、ニキビ跡が残りやすくなります。

①つぶしたらすぐに、水道水で洗います。流水に当てられるならしばらく当てておきましょう。

②洗った後は清潔なもので水分を拭き取り、患部を食品用のラップなどで覆います。ガーゼで押さえない方が早く治ります。バンドエイドから販売されているキズパワーパッドもおすすめです。

思春期にきびと大人にきびの違いとは?

思春期にきびと大人にきびの違いは、にきびができる原因にあります。

思春期にきびは、思春期に男性ホルモンが活発になり、その影響を受けた皮脂線が皮脂を過剰に分泌することが原因になりますが、大人にきびは、社会から受けるストレスやホルモンバランスの崩れ、皮膚の新陳代謝の低下、間違ったスキンケアやメイク残しなどが原因と考えられています。

また、思春期にきびと異なり、大人にきびの原因のひとつは肌の乾燥にあります。肌が乾燥しているために、毛穴の周りの皮膚が硬くなり、皮脂の排出を妨げてにきびができるのです。

肌のタイプを知ろう

肌のタイプを知ることは、にきび予防にとって、とても大切なことです。

肌のタイプは、大きく4種類に分けることができます。普通肌、脂性肌、乾燥肌、混合肌です。タイプによってスキンケアの方法が違ってきます。キメの細かさなどは、遺伝によるものも大きいといわれますが、自分の年齢や季節、生活習慣によっても、肌のタイプは変わってしまいます。

肌のタイプによって洗顔の仕方や、洗顔料の選び方も違ってきます。

 | トップページ |  次のページ にきびの基礎知識2